シナリオ 第1章 夢の始まり

 
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チャプター 1


トト「こんにちは、勇者のヒト。ボクはトト。あ、勇者のヒトと呼んでもいいよね?
   勇者様だと堅苦しい気がするので、出来ればこの呼び方でいきたいんだー。」

ハムト「勇者に強化のやり方を教えて欲しいのニャ。」

トト「あ、ハムのヒト。やっと仕事をするんだねー。」

ハムト「ハムじゃないニャ!!」

トト「ハムのヒトは偉そうにしているけど、勇者のヒトが来るまでは何もしてなかったんだよ。」

ハムト「ち、ちがうニャ。勇者が来るまで英気を養っていたのニャ。」

トト「ハムのヒトがさっき言った、「強化」について説明しておくね。
   オーブはレベルを上げることが出来るんだ。
   使わないオーブや「強化錬晶」を素材にして、強くしたいオーブの強化に使うことで、レベルが上がる。
   オーブのレベルが上がれば強い敵にも勝てるようになるはずだよ。」

ルー「勇者様、下界では黒キ者が、界触によって生み出したモンスターが至る所で脅威となっています。
   まずは、この地でオーブの力を引き出し戦う術を磨いて頂ければと……。」

ハムト「そうだニャ。何事も経験ニャ。まずはこの辺りで、レベル上げと、準備をしとくのニャ!」


ルー「勇者様達が使うことのできる強力な必殺技について説明します。」

ルー「左下のテンションゲージがたまると必殺技が使用可能になります。
   必殺技ボタンを押してみて下さい。」

ルー「使用する必殺技をどれでも1つ選んでください。」

ルー「成功です!必殺技はバトル中、1人1回使えます。強力なので積極的に使ってください。」

ルー「さすが勇者様です。今回も、モンスターを退治することができました。」

ルー「必殺技には、攻撃系だけでなく回復系やサポート系もあります。状況に合わせて上手く使ってください。」


チャプター 2


テラス「ルー姉さまー。勇者様が来たって本当ー!!」

ルー「テラス。勇者様の前ですよ。」

テラス「し、失礼しました。はじめまして、勇者様。私の名前はテラスだよ♪」

ハムト「この娘は元気だけが取り柄ニャ。元気以外は残念ニャ。」

テラス「ハムトひどいよ!!テラスは元気だけじゃないよ!!
    そうだ。旅に出るために。ショップでお買い物してきたよ。」

ハムト「冒険で手に入れたアイテムは素材納品で別のアイテムに交換する事が出来るニャ。
    回復アイテムを手に入れたり、強い武器を手に入れたり出来るニャ。」

テラス「何の話してるの?」

ハムト「ニャ、ハッハッハ。お子様にはわからない高度な会話なのニャ。」

テラス「ルー姉様。私、トトに頼まれた旅の装備を届けるね。
    勇者様。また後で会いましょう。楽しい旅にしようね♪」


(味方無しの場合)

ルー「勇者様。お一人でモンスターに挑むのは、無謀ではないでしょうか。」

ルー「どうか、1人で戦う無理は、あまりなされませんよう……。次はパーティを揃えてクエストに挑戦してください。」


(味方持ちの場合)

ルー「今回は、味方と連携する方法について説明しますね。」

ルー「勇者様の仲間が発言することがあります。フキダシが緑色なら、クリックすることで様々な効果があります。」

ルー「助けを求めている発言だった場合、クリックすると、状況にあった行動が一覧表示されます。」

ルー「仲間から助けを求められたようですね。仲間の発言には、回復やサポートの提案などもあるので、積極的に使っていきましょう。」

ルー「また、作戦コマンドを使用することで、自分や味方の作戦を変えたり、要求を出すことが出来ます。
   今回は仲間の作戦の攻撃重視を選んでみましょう。」

ルー「仲間の作戦が切り替わりましたね。状況によって作戦を切り替えるのが、上手く戦うコツです。」


(分岐合流)

ルー「フキダシや作戦を使うとバトルを有利に進めることができます。いろいろ試してみてくださいね。」


チャプター 3


アレウス「貴殿が、勇者か?私はアレウス。ルーと同じ神官だ。」

ハムト「こいつは神官の中で一番頭がコチコチニャ。」

アレウス「この世界に来たばかりでは、戦い方も良くわからないと思う。
     オーブには、仲間を強化するスキルなど色々なスキルがある。」

ハムト「ちょ、待つニャ。それはハムトがゲーム的に説明しなくてはならんところニャ。」

アレウス「ゲーム的?何を言っているのだ?
     スキルはジョブオーブについている。装備すると自動でスキルも装備される。
     スキル付きのオーブを手に入れ、組合わせることで強敵にも勝てるようになる。」

ハムト「それは、ハムトの仕事と言っているニャ。」

アレウス「私はオーブについて話しただけだが。」

ハムト「そ、そうニャ。勇者、必殺技の種類について教えてあげるニャ。」

アレウス「必殺技はメインジョブに設定しているものによって、使えるものが変わる。
     戦技タイプなら攻撃系。魔法タイプなら自分のSPを回復することが出来る。
     タイプによって、まったく効果が異なるのだ。」

ハムト「ぜ、全部言われたニャ……、ある意味一番面倒なタイプニャ。」


ルー「モンスターには弱点の属性があります。弱点属性で攻撃すると、ダメージが増えます。」

(弱点スキルありの場合)

ルー「今回の敵の弱点は「氷」ですね。コマンドを開いて、スキルから選んで使ってみましょう。」

ルー「ちょうどお持ちですね!スキルの属性はアイコンで確認することができます。」

ルー「効いているようですね!このまま一気に倒してしまいましょう。」

ルー「お見事です。勇者様。
   弱点属性のジョブやスキルを装備すれば、強い敵にも有利に戦えます。
   ボスモンスターに有効な属性はクエスト確認画面に表示されているので参考にしてくださいね。」


(弱点スキル無しの場合)

ルー「今回の敵の弱点は「氷」ですが、残念ながら勇者様は、弱点のスキルを装備していらっしゃいませんね…。」

ルー「ボスモンスターに有効な属性はクエスト確認画面に表示されているので次から参考にしてみてください!」

ルー「モンスターを倒せましたね。」

ルー「もし今後、強力なモンスターに手こずったら弱点属性のことを思い出してくださいね!」


(分岐合流)


チャプター 4


ルー「この世界の危機については聖王様から聞いているかと思います。
   夢ノ国は異世界と繋がる不思議な場所で、一晩で国や種族が現れてもおかしくありません。」

ハムト「ニャハムート族も異世界からやってきたのニャ。
    ニャハムート族は英雄、勇者が現れる時、その手助けをするのニャ。
    この世界では、ハムトが選ばれたのニャ。」

アレウス「ハムトは聖王様に選ばれたと言うが、勝手に王都に居座っているだけ、とも言われている。」

ハムト「ニャ、にゃにを言うか!!」

ルー「夢ノ国は、危機に瀕しています。創世の神話で語られていた黒キ者が、シ凶と呼ばれる魔神を連れて現れたのです。」


ルー「黒キ者たちは、世界の均衡を崩し、虚無の水面という何もない世界へ変えようとしているのです。
   私たち神官は、この世界を形ある物として確立させるのが使命です。
   それを邪魔する黒キ者を倒せるのは勇者様だけと言われています。」

アレウス「シ凶は4人いて、夢ノ国の東西南北に侵攻してきている。
     奴等はモンスターを使役して、夢ノ国の住民たちを襲っているのだ。」

ルー「シ凶も私たちの手にあまる存在です。シ凶は黒キ者を『黒キ王』と呼び崇めています。
   村や街を作ることで住民たちは、この世界に居場所を作ることができます。
   意思の力が集まることで、夢ノ国の形が出来上がるのです。
   シ凶たちは、人々の意思が集まらないように街や村を襲うのです。
   人々の恐怖や悲しみがより世界を不安定にしてしまうのです。」

アレウス「奴等とはいずれ戦うことになるだろう……。」


ハムト「ニヤッ!?すさまじい魔力ニャァッ!?強力なモンスターが近くに居るニャ……。
    この辺りもいよいよ、物騒になってきたのニャ……。
    こんな事もあろうかと、召喚メダルに、DP、おまけに強化錬晶を、アイテム一覧に入れといてやったニャ!
    (聖王様から預かったものを、渡すの忘れてたとは言えないニャ……)
    勇者も気合い入れて準備するニャ。オーブを召喚して、ガンガン強化ニャ!」


チャプター 5


トト「待たせたね、勇者のヒト。こっちの準備はバッチリだよ。」

テラス「私、何だかドキドキしてきちゃった♪」

アレウス「トト、テラス、遊びに行くわけじゃない。勇者を助け、王都を守る備えもする。遊び半分で出来ることではないぞ。」

ルー「皆が準備している間の訓練でしたが、勇者様、オーブの力をすっかり、使いこなしているようですね。
   それでは、下界に旅立つ前に、最後に私たち神官の事を話します。
   私たちは神官は歳をとることはありません。
   親もおらず、本当の兄弟である訳でもありません。」

アレウス「私たちにも心はある。私たちの家族は、ルー、トト、テラスしかいないのだ……。」

ルー「トトやテラスは内心は寂しいのでしょう。アレウスを兄、私を姉と呼びます。」

アレウス「しかし、私はこの世界を護る神官だ。神官である事に誇りを抱いている。」

ルー「この国に住む人々の夢のため、私たちは全力を尽くしたいと思っています。」

アレウス「失礼ながら、私は勇者にも同じ思いをもっている。
     共に戦った戦友のような……、はじめて会うのにおかしなものだ。
     しかし、私は勇者の良き戦友となれるように頑張るつもりだ。」

ハムト「お前ら本当に真面目だニャー。」

テラス「勇者様~。旅の準備が出来たよ~♪」

トト「ボクも出来たよー。」

ルー「これから私たちは世界中を周り、夢ノ国の住民の開拓を助けます。
   詳しいことは旅を続ける中で説明しますね。」

ハムト「冒険の旅がはじまりニャー!!」

あなたは不意に身体が軽くなるのを感じた。
光の粒子となった後は王都を飛び出し、まっすぐに上昇していった。
あなたは一瞬、夢ノ国の全土を見渡すことができた。
果てしのない海、大地、空、異世界との境目。
ここは夢ノ国。約束の場所。
あなただけの冒険が今はじまろうとしている。

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